ここ小泉地区には、昔から小さな集落があって、私は宮司として、八幡神社が本務、それから蔵内(くらうち)という浜の地区の祇園神社も兼務しています。
八幡神社の神職は最初、長男がやっぱりやっておったんですよ。長男が戦死しましたので2番目の兄貴が神職を継いだんです。これも病気で亡くなったんで、地区の方々が、「3番目のお前がやれ。地区に神社の神主がいないと、地区にまとまりがないと大変だから、お前やってくれ」ということで、三男ながら神職をしています。
神社のことをお話ししておくと、お寺さんであれば、何宗派、本山がありますが、日本の神社の総本(そうもと)が伊勢の天照皇大神宮、そこが日本の神社の唯一無二の総本山なんですよ。事務関係は東京の代々木にある、神社本庁が執り行います。会議はわざわざ伊勢まで行くんじゃなくって、神社本庁でやる訳です。つまり、伊勢そのものはお祀り、事務的なこと、日本中の神社に何か連絡をするとか、全員で集まって何かやろうっていう時には、代々木でやるんです。全国の神社は所在地によって東北、関東、近畿、九州などというおおきな9つのブロックに分かれ、さらに都道府県ごとに支所のようなものがあります。
「こどもの国に生きて」山内義夫さん
[宮城県気仙沼市本吉町小泉]昭和2(1927)年生まれ
投稿日:2012.01.01
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