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それで今度は、サケマス漁に行ったんです。当時この辺のでは、家族から3人位漁へ行くと、家が1軒建ったんです。サケ・マスに4月から行って7月の中頃帰ってくるんです。3カ月くらいです。漁に1回行くだけで結構大金が貰えるんです。この辺は漁船漁業で偉くなったとこですから。歌津海岸地区は。
それこそ御殿みたいな家が建っていました。みんな津波で流されてしまったけれどね。
1年のうちに4月から7月にサケマス漁、そのあとサンマ漁に8月から11月まで行くとその年の漁船漁業は終わりですから、そのあと家に帰ってきて、海苔やらワカメやらを自分で採って、ふたたび漁船に乗る4月までやります。それを昭和53年頃までやってたんです。その間に家を建てました。
主人は父親と同じ、船乗りでした。獲ってたものも、おんなじです。マグロとサンマ、サケ、マス。サケ、マスは儲かった人は儲かったんだろうねぇ。一度出てって長い時で(帰ってくるまで)6カ月くらいでしたかね。家に居ても何日でしたね。それが普通の生活でしたから。帰って一緒にいると喧嘩するから(笑)。デートなんか、なかなかそれはできません。旅行もできない。
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