文字サイズ |
ここらへんのお正月の風習は、伝統的なものがありましたね。
まず暮れになると、お家を綺麗にして、神棚を掃除して、糊を焚いて、真っ黒になった格子もきれいにします。夜になると親が障子紙を張るので、昼間のうちに子供たちで準備しておくのです。それから、「お恵比寿さん」など(七福神)人形を全部下ろしてきて、すすで黒くなったのを洗って綺麗にしてから年越しをします。親は、日中の仕事が終わってから準備を始めて、障子を張るのも夜中までかかったりしてましたね。障子を張り替えると、部屋の明るさがぜんぜん違って、こんなに汚れていたのかと驚きました。
うちの場合だと五升枡ってお米測る枡があったんですよね、それに少しばかりのお金を入れて、それを「今年はありがとうございました。来年もなんとか困らない暮らしができるように」って親が神棚にお供えするんです。
Please use the navigation to move within this section.
© 2012 東日本大震災 RQ聞き書きプロジェクト 「自分史」公開サイト. All Rights Reserved.