東日本大震災 RQ聞き書きプロジェクト 「自分史」公開サイト

自分史を読むにあたってのご注意

このサイトは、お話を聞かせて下さった方、そのご家族のみなさま、地域のみなさんなど、話し手の方の人生に関わったすべての人、それも今この時代に生きている人もそうでない人、みなさんの記憶で出来ています。また、本文中に引用した写真や画像の多くを、この地を思い出の地として愛している個人・団体の方から許可を得てお借りしています。ですので、これは言い換えると、その地域に生きてきた全ての人の財産です。

 

それと同時に、現地に通ってはお話を伺い、音声を録音し、写真を取り、活字にし、本にまとめ上げた聞き書きプロジェクトのメンバーひとりひとりの財産でもあります。

 

忘れてはならないのは、お話を伺うことができたのは、そこに至るまでに信頼関係を築き上げてきた、ボランティアのみんなの真摯な活動があってこそなのです。その意味で、すべての心ある、無償の働きをこの地に捧げたボランティアのみんな(RQに限らず、すべての)の財産でもあるのです。

 

それをふまえて、これをお読みになるみなさんにお願いがあります。

 

1)この財産は、この地域にもともとあった素晴らしい文化や伝統、人々の暮らしの諸相、そして津波の記憶をみなさんと分かち合うためにあります。リンクはご自由にどうぞ。また、コピペしてご家族やお友達に伝えたり、学校の授業で子供達に読ませるなどの、被災地の小さな歴史とその魅力を共有するための非営利の目的であれば、ご自由にお使いください。

 

2)ただし、お話本文の著作権はRQ聞き書きプロジェクトにある前に、話し手のみなさんにあります。無断で転載・使用して特定の個人・会社・団体等の利益をはかるための著作物(論文・レポート・その他の著作物)を作成することを固くお断りします。掲載を希望される場合は、事前に必ずrq.kikigaki@gmail.com までご連絡ください。

 

3)ひとの記憶の中にある風景を語っていただき、書きとめたものですから、正確ではないかもしれません。そのように、同じものを見るのでも、語り手のおかれた環境や、その時の心理状況で同じものが幾通りにも映るのだということも、自分史を紐解く上では魅力となりえるのです。どうぞ正確さにこだわらず、ああ、この人はこういう感じ方をされたんだなぁ、と寛容に受けとめていただければ幸いです。

 

4)話し手のかたは、ごくごく普通の方です。これをお読みのみなさんと同じように安心で平穏な生活をしたいと心から望んでいらっしゃいます。自分史をお読みになって、話し手に親しみや共感を覚えていただいても、個人を特定して取材にいかれるような行為はどうぞご遠慮ください。

 

5)自分史をお読みになっての感想や、話し手に直接伝えたいことなどがありましたら、コメント欄に記入していただくか、rq.kikigaki@gmail.com までお寄せいただけますとご本人にお渡しいたします。

聞き書きプロジェクトは、宮城県を中心とする東北沿岸地域の皆さんの暮らし、生活に根付いた伝統・文化・産業などを聞き書きで残し、次世代に伝える市民ボランティア活動です。2011年3月、東日本大震災の被災地支援を行うために発足したRQ市民災害救援センターの活動のひとつとして始まりました。このサイトは、その聞き書き活動の成果である被災者の皆さんのお話「自分史」を掲載しています。
なお、自分史はご本人の許可を得た内容のみを掲載しております。「自分史を読むにあたってのご注意」をご一読ください。

RQ聞き書きプロジェクトのホームページは国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)の対象として保存されています。

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