結婚式の時は、かつらではなくて、自分の髪で高島田を結いました。今は年をとって髪が薄くなったけれど、元は髪もあったから、髪結いさんに来てもらって、自分の髪で結って振袖を着ました。旦那さんは羽織袴です。ご親戚だとか兄弟だとか皆集まって寄って、うちうちでお餅をついて、それが一番のごちそうでした。昔はホテルでないからね。
「細浦の海と山と」阿部琴女さん(仮名)
[宮城県本吉郡南三陸町志津川]大正15(1926)年生まれ
投稿日:2012.01.01
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